2010年8月22日

自分や自分の親の理解を深める子育て

Family on Beach, Somerset
Image courtesy of Into Somerset
子供はいつも親の行動を見ている。こうして子供は大人としての生き方を学ぶ。親は子供の将来に最も大きな影響を与える。この影響は次世代の子育てにも影響する。人は自分が育てられたように、子供を育てると思う。虐待された子供が自分の子供を虐待する可能性が高いように、子供は自分の親の良いところも悪いところも真似する。だからこそ自分と自分の子育てを理解するには、自分の親がどんな親だったかを顧みる必要があると思う。親の良いとろ真似し、悪いところを自分の子供に対して繰り返さないように考えるべきである。

皆さんの親はどんな親だったのだろうか?僕は日本で様々な人と話して、いろんな親の例を見た。この経験から、今子育てしている人の親がステレオタイプとして、この次のような親だったのではないのかと思う。



仕事熱心なパパ:このようなパパは今でも良く見かけると思う。家族の為のお金を稼ぐために仕事熱心。会社で長い時間働いていて、仕事が忙しかったり、仕事の仲間と飲みに行くから、帰りがいつも遅い。週末や休日さえも会社に呼び出されたら仕事に行く。家にいても、仕事で疲れているから子供と関わらず、ビールを飲んでテレビ を見ている。

現在の日本では子育てに積極的に関わるパパ、イクメンや育休を取るパパ達が増えていると思う。自分のパパが仕事で忙しくて関わってくれなかった寂しさを自分の子供に経験して欲しくない気持ちがこの一つの原因ではないのだろうか。

教育ママ: このようなママは主婦で子育てと家事で毎日忙しい。夫がいつも働いているから、家事や育児の負担から解放られる時かなくて、疲れとストレスを抱えている。子供を育てる責任による重圧とス トレスに追われているママは残っているわずかなエネルギーを子供の未来の為の教育に集中し、そこで子供とぶつかり合う。ママは子供がちゃんと宿題や勉強や 成績だけに関していつも質問して、それ以外のことに興味を持つ余裕がない。ママが子供のことを考えていても、子供にはそれが伝わっていないことが多いと思う。

このようなママも変わっていると思うけど、実際にどう変わっているかは分からない。そこで皆さんから聞きたいと思う。自分の親の子育てから学んだことで何を自分の子育てで生かそうとしているでしょうか?何を変えようとしているのでしょうか?上のステレオタイプに対して何を感じられますか?良ければ、是非教えてくだ さい。

4 件のコメント:

  1. >上のステレオタイプに対して何を感じられますか?

    ステレオタイプはあくまでもステレオタイプでしかない、と私は思います。家族の形は人それぞれであると同時に、完璧な人にはなれないものです。ステレオタイプという色眼鏡で人を見ることによって、多くの可能性を奪ってしまうことがあると思うのです。

    私が知る限り、教育熱心な母親はいますが、みなそれぞれ違っています。感情移入しすぎる時もありますが、それは母親もまた完璧な人間ではないからだと思います。

    父親が長時間働くのは家族を養うためです。愛情の深さは一緒にいる時間では計れないような気がするのです。濃度の方が重要だと思います。自分の選んだ仕事に誇りを持って夢中になるというのは悪いことではないと、私は思います。「背中を見て育つ」という言葉あるように、一生懸命に働く親のことを不思議と子どもは理解しているようです。

    ときどき悲しい事件が起きていますが、一般的には、みなそれぞれの立場でベストを尽くして生きているのだと私は思います。子育ては、親が成長するためのボランティア活動であるという言葉に私は深く納得しています。

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  2. >現在の日本では子育てに積極的に関わるパパ、イクメンや育休を取るパパ達が増えていると思う。自分のパパが仕事で忙しくて関わってくれなかった寂しさを自分の子供に経験して欲しくない気持ちがこの一つの原因ではないのだろうか。

    これもあると思います。
    これに加えて時代の流れというのも大きいです。

    僕の父親世代は高度経済成長期に社会に出ていて、当時は頑張ったら頑張った分、会社が成長し、社会も成長し、自分の給与にも顕著に跳ね返ってきた、そういうわかりやすい時代でした。


    翻って今の時代は、頑張ったからといってその分結果が伴うとは限らないし、会社や社会の成長にも繋がるかはわからない、そういう不透明な時代です。

    会社にロイヤリティを持ったとしてもその分のお金や新たなやりがいがある仕事を与えられないとすると、自然と生活の中心が会社から自分の家族に向かってくる、そういう過渡期にあるのだと思います。

    そうなると、ママ達も主婦だけをしていないで何かしらで社会に出て対価を得なければ先行きが不安ですよね。ただ、個人的にはママたちの社会参加の流れは教育ママになって自分の子供だけしか目に入らない状況よりはとても良いことだと思います。

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  3. ステレオタイプ論はよしあしですが、親が自分の立っている場所について考えるキッカケとしては良いと思っています。

    ただ、家庭をまったく顧みない父親というのもそうそう多くなくて、私の父親もろくでなしでしたが、僅かな時間で私たち子どもと触れ合おうとしていたことは理解してます。仕事ばかりで休日もない父親であっても、その背中から生きることの学びを得た人もいるでしょう(犠牲になったものは大きいかもしれませんが)。かといって、時間が少ないほど触れ合うことは概ね困難になりますので、単に「密度が大事」という言葉だけではちょっと物足りなさも感じます。

    他者との関係性をどう築くかが人間にとって大切なことであるなら、親の態度ももちろん重要ですが、子どもがどう思ったか…つまりどういう親であり自分がどう感じていたか…が突き詰めて考えるべきことのように思います。

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  4. 色々コメントありがとうございます!

    子育ては人それぞれだと思います。このステレオタイプはただの例に過ぎません。もう一方に子供とたくさん時間を過ごして、色々な事(キャンピング、ハイキング、釣り、など)を子供に経験を与えた親もいると思います。

    r_yuzurinさん:僕は自分の立場でベストを尽くしている親はたくさんいると思います。でも、そうじゃない親も結構見たことがあるので、色々考えるべきだと思います。一番大きいことは親の視線と子供の視線の違いがある事だと思います。大人と子供の考え方が違うから、同じことを違うように見る可能性は大きいと思います。

    suki555さん:そうですね。時代の流れで色々変わりましたね。それによって子育ても変わりましたね。でも、企業世界は変わる事の拒んでいる気がします。社会に役立つことは大事だと思います。でも、今の日本だと、どう役立てば良いかが分かりづらいと思います。そして、その余裕がある親も少ないのではないのでしょうか。

    gmaxさん:同感です。僕はquantity(量) vs. quality(質)の話だと、質や密度がもっと大事だと思います。でも、子育てだと両方が必要だと思います。親として、自分は子供の目からどんな親だと見られていることを考えるべきだと思います。そのために自分は子供の頃、自分の親の行動に対してどんな親だと考えていたことを考えるのが必要だと思います。

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